インターネットでブランド品のスノーゴーグルを注文。
代金を振り込んだが連絡がつかなくなった！ |
| 問 |
| インターネットの通販でブランド品のスノーゴーグルを注文した。前払いするよう記載されてあったので、業者が指定した振込口座に代金１２５００円を振り込んだ。名義人は業者名でなく個人名で外国人の名前だった。何となく気になって、インターネットで業者の評判を調べると、その業者に詐欺にあったという書き込みを複数見つけた。振り込んだ当日にキャンセルを申し出たが、その後、メールを何度送っても連絡がなく、電話番号の記載もない。どうすればよいか。 |
| （４０歳代男性） |
| 答 |
今回のように商品が届かず、返金もされないで連絡が取れなくなった場合、詐欺の疑いがあるので警察署や代金を振り込んだ金融機関に相談をし、財務局を通して業者の口座凍結の依頼をしています。「振り込め詐欺救済法」により業者の口座が凍結された場合、被害金支払いの手続きをすることも可能ですが、申請書・本人確認書類・振込書類が必要になり、手続きに３か月以上かかります。また既にお金を引き出されていることが多く、被害者に分配すると戻ってくる金額はごく少額になります。
支払方法が前払いやクレジットカード決済の場合、常にこのようなリスクがあります。振り込んだお金を取り戻すことは非常に難しいので、ネットショップの信頼性を見極めることが大事です。 |
|
|
 |
インターネット通販の前払いによるトラブルが全国的に急増しています。前払いということは、すでに代金は業者側にあるのでトラブルが起きた場合、業者が応じない限りは金銭的な救済がされません。またネット通販は、業者の実態がつかみにくいため、所在が不明であったり連絡ができなかったりすることも多々あります。通販で無用なトラブルに遭わないためのチェックポイントを紹介します。
|
①ショップの所在地（住所）や担当者名、特に電話番号を必ず確認し、表示に
不備があるサイトと取引しない。所在地についても、実在するか地図や画像
情報等で調べておく。
②注文した内容、業者からのメールや確認画面は保存しておく。
③ショップのURLやアドレスは、念のためプリントアウトする等して保存しておく。
④出店しているショッピングサイトや、ネットにおける評判を見ておく（検索サイト
で、ショップ名を検索する等）。運営実績（営業期間）も参考にする。
⑤支払い方法について、口座振込の前払いだけでなく、カード支払い、代金引
換など複数用意されているショップを選ぶようにする。できるだけ前払いを利
用しない。
⑥クレジットカード番号などを入力する画面では、通信が暗号化（SSL）されて
いるなど、情報取扱が適切なショップを利用する。信頼性が低いと思われる
サイトでは、不正利用防止の観点から、クレジットカードでの購入を控える。
⑦振込口座が個人名になっていたり、特に外国人の名前になっていれば要注意。
⑧文体が外国語を直訳したような不自然な日本語の表現になっていたり、会
社概要のないサイトは避ける。
※通信がSSLにより暗号化されているサイトでは、通信モードを示す鍵マークがブラウザーなどに表示されます。偽物もあるので、鍵マークをダブルクリックして「証明書」が表示されると安心です。 |
|
