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平成25年(2013)2月号   
太陽光パネルを設置したが、当初の説明と違い、
売電分でローンをまかなえない!
問 
 訪問販売の勧誘で太陽光発電パネルを設置した。契約前、勧誘員から「発電した電気の売電分で太陽光パネルの月々のローンを絶対に支払っていける」と説明があった。また「屋根の角度も大丈夫、積もった時には雪降ろしもする」という話だったので、安心して契約した。
 しかし実際には雪が落ちずに乗ったままなので発電ができない。設置業者へ雪降ろしを依頼したら「基本的には雪降ろしはしていない」と言われた。契約前と話が全然違う。                                     
(30歳代 男性)
 太陽光発電システムについては、補助金が受けられ、余剰電力を電力会社に売ることができるため、その収入で月々の分割代金の支払いがまかなえるという説明をされることが多くあります。しかし、実際には、説明されたほど発電量がない場合もあり、今シーズンの多い積雪量にも関係したものと思われます。設置業者の契約前の説明と違いがあれば、太陽光パネルの製造メーカーに問い合わせて業者のセールストークと現状が違うことをはっきりさせて交渉すると良いでしょう。

 「補助金の募集件数に限りがある」「今ならモニター価格で値引きする」などと言って、急いで契約をさせているケースや、サービスとして家電製品などをつけてお得感を強調することで、消費者が冷静に検討できなくなるようなケースも見られます。事業者の説明を鵜呑みにせず、補助金が受けられる条件、発電量や売電量の目安など、自分でも情報収集すると良いでしょう。また、契約前に提示された年間予想最低の発電量にも満たない場合は、どう対応してもらえるのか確かめておくのも必要です。
 なお、降雪量の多い地域では太陽光パネルからの落雪事故が発生しています。落雪防止のための雪降し作業はパネル表面が滑りやすいので特に注意が必要です。パネルの破損にも留意してください。できれば専門業者に依頼するか複数人で行うことをお勧めします。


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