| 芽室消費者協会 |
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平成２３年（２０１1） 10月号  |
不用品買い取り業者が突然訪問 帰ってもらえず恐怖心！
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| 問 |
| ドア越しに「どなたですか」と聞いても名乗らないので玄関を開けたら見知らぬ人が立っていて「不用品を買い取る」と言う。玄関先にある傘や靴べらを指さし「これを買い取りたい」と言われたので不審に思い断ると“貴金属の買い取り”のチラシを渡そうとしてきた。必要ないので受け取らずにいるとドアをしっかり手で押さえられ、なかなか帰ってもらえず怖い思いをした。 |
| （8０歳代 女性） |
| 答 |
最近、貴金属の買い取りに関するトラブルは全国的に発生しています。「不用品は何でも買い取る」と言われたので家に上げると「金かプラチナのアクセサリーはないか」としつこく要求されるという事例が多くあります。
社名を名乗らず訪問するのはルールを逸脱した販売方法です。相手が名乗らない場合はドアを開けずに対応してください。最近は訪問の前に「服一枚でも買い取りします」と電話をしてくる業者もいます。買い取ってもらうつもりがないならきっぱりと断りましょう。 |
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訪問買い取りは消費者に考える時間を与えずに契約させることが多く、訪問販売と変わらない手口です。しかし業者が訪問する形態でも、買い取りは販売ではないため、クーリング・オフ（無条件解約）ができません。買い取り条件などの書面や連絡先を残さない業者も多く、たとえ連絡が取れても一旦相手に渡した物を取り戻すのは極めて困難です。
契約するかどうか慎重に検討することが大切です。また、古物商の許可業者かどうかを確認し、買い取り価格の計算根拠など納得できる説明を受けましょう。 |
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